連載小説第5回

連載小説

 どうもどうも! もうすぐ来る夏休みが楽しみなEIEIです!

EIEI
EIEI

よし、今回も前置きでしゃべることが無いから小説に行きますか!

マイン
マイン

もうちょい前置きでしゃべる内容を考えなさいよ。

11 舟作り

 寝床を作ったおかげで、たっぷりと寝ることができた3人。最近、砂浜近くの海藻がすべてちぎって小さくなってしまったので、遠くの海藻や魚を捕るために舟を作ることにした。

「舟ってどんな形にするの?」

「木の板を張り合わせて作るか、大きな木をくり抜いて作るのが良いと思うけど。」

「でもさ、釘も接着剤もないのに木の板を張り合わせるのは無理じゃない?」

「じゃあ、大きな木をくり抜きましょ! あ、あの木とかどうかなぁ。」

 奈美が指さす方向には、幹の太さが舟にするには十分すぎるほど太い木が立っていた。

 3人は石器を駆使して、木を倒したら早速砂浜へと運び出した。

「まず、木をかまぼこみたいな形になるように切るんだけど…。」

「弘道、かまぼこって語彙力無さすぎ。 円柱を半分に切ったやつでいいじゃん。」

「隼人、でもそれさ、円柱を半分に切っても円柱じゃない?」

「じゃあ奈美、円柱って何か知っている?」

「え? えっと… うぅんと… あ、かまぼこを2つ引っ付けた形!」

 3人は大爆笑。そんなこんなでかまぼこの形の木が2つできた。これを適当な舟の大きさに切る。

 そこで木をくり抜くのだが… どうも今作ってある石器じゃきれいにくり抜けない。下手すると底に穴をあけてしまいそうだ。

「これは仕方が無いから新しい石器を作ろう。俺作るから2人は残っている木で6本のリールを作っておいて。」

 弘道は1人離れて石器を作り始める。奈美と隼人は残っていた木を使ってリールを作り始める。リールならば少し不細工にはなるが今ある石器で何とか作れる。

 リールが6本できたところに、ちょうど弘道が帰ってきた。手には2つの石がある。

「こっちが細くてシャベルみたいでしょ? これでくり抜いていけるはず。で、こっちはこの面がギザギザしているからやすりみたいに使えるよ。」

「こんなギザギザさせることってできるんだ。」

「結構頑張ったよ。小さな石を何度もぶつけてやっと完成したんだから。」

「失敗したやつとかあるんじゃない? さすがに一発で成功することは無理よ。」

「ああ、4つぐらいある… まあ、これを使ってよ。」

 こうしてどんどんくり抜いているうちに日が暮れてきた。意外と木は頑丈だ。金属やコンクリートが無いと木の固さが良くわかる。

「そろそろご飯にしようよ~」

「あ、この前取っていたやつ全部食べちゃっている! 今から取りに行こう!」

 いつの間にか食料の蓄えをすべて使い果たしていたらしい。仕方が無いから海に… と思っていたが、海はもう真っ暗でとてもじゃないが食料調達はできなかった。

「まあ、明日朝に食べ物を集めよう。」

 食料を集めた3人は、また木をくり抜き始めた。最後のほうはギザギザの石器をこすりつけて形を整える。

「そういえば木は浮くからいいけどさ、金属の船はなんで海に浮くの? 金属の塊は水に沈むよね…」

「ああ、船を金属の入れ物に例えると、その入れ物の中に空気が入っているんだよ。空気は水に浮くからね。ちなみに木でも水に沈む種類はあるよ。」

「人はさ、浮く人と沈む人といるじゃん。息をたくさん吸い込めば浮きやすいの?」

「う~ん。息を吸い込むというより、体脂肪率かな。脂肪は水よりも微妙に軽いんだよ。」

「ほう、ではデブのほうが泳げると。でも俺そんなに太っていないと思うんだけどな…。」

「いやいや、泳げるかは能力次第だよ。浮くから泳げるってわけでもないから。」

 そんなことを話していたら舟が完成した。見た目はあまり良くないが、意外と頑丈。

「さ、海へと出そう!」

 3人で引っ張ったり押したりしながら海に舟を浮かべる。そして3人が乗りこんで、さっそくリールで漕いでみる。

「おお、進む! これで遠くの海藻も楽々取れるな!」

 ある程度進んだところで、奈美が海に飛び込む。隼人も飛び込んで、2人は食べ物を探しに行ったが…

「おい、2人! ちょっと待って!」

「え? なんで? 食べ物を探しに行くだけだけど。」

「いやいや、波があるから舟が流れて行っちゃうじゃん! 碇を作らないと。」

「じゃあ、島に戻ろう。右回りで舟を回そう。」

 3人は180度旋回しようとしたが、これがうまくいかない。波が良い感じに邪魔をしてくるうえに、慣れない操作で難しい。

「なんでこんなに左手漕いでいるのになかなか曲がらないのさ!」

「え!? 隼人、右手じゃないの? 全力で漕ぐのは…」

『お前のせいでなかなか曲がらなかったのか!』

 結局波で大きく流されて、遠回りしてフラフラと島に戻ってきたころには3人とも息が切れていた。

12 舟に碇を

 重しの部分は石にすることにしたが、ここにはひもが無い。石を括り付けることができず、3人は考えた。

「ひもが無いなら細めの木を使って何とかする?」

「隼人、それは邪魔よ。弘道、草とかでひもを作る方法を教えてよ。」

「いやいや、さすがにそんな高度なことはできないよ。俺は百科事典じゃないの。」

「う~ん。あ、2人とも、あれはどうだ?」

 隼人は森の中に自生している蔓を指さす。石器で切ってある程度集めて、強度を確認してみた。

 引っ張っても簡単にはちぎれない。これならばひもの代わりに使えるかもしれない。

「念のため、3つぐらいねじって1つにして使おうよ。」

 10分もたたないうちに身長の15倍はありそうな長いひもができた。これを石に括り付ける。

「これを舟にも結び付けたいけど、舟にも穴をあけるの?」

「そうだな。とがっている石器を刺してねじ込もう。あ、上のほうに穴開けてよ。下だと沈むからね。」

 こうして、舟には簡単な碇がつけられ、実際に利用できるほどの水準に達した。これで遠くの海藻を取りに行くことができる。

「じゃあ、ちょっと漕ぎ出してみようぜ!」

 3人はたくさんの海藻と魚を抱えて舟で島に戻ってきた。

ちょこっと♪ 今回の小説の解説

今回作った舟はどんな舟?

 今回小説の3人が作っていた舟は、丸木舟と呼ばれる原始的な舟です。

EIEI
EIEI

木をくり抜くだけ以上!

 水に沈みにくくて安全なので、大型の船が作られてからもある程度の役割をはたしていたとか。

マイン
マイン

木でできたカヌーみたいな感じだよ!

「いかり」の漢字は実は2種類ある!

 舟につける重しの、「いかり」。小説では「碇」という漢字が出てきましたが、実は2種類あります。

  • 碇…原始的ないかり。主に4本爪
  • 錨…近代・現代のいかり。主に2本爪
EIEI
EIEI

物語では原始的な感じなので、「碇」を使いました!

 さて、今回はこのあたりで終わりです!

 皆さん、バイバ~イ!

コメント

  1. アバター isopen2000 より:

    待ってました(今日が火曜日だと思っていた人)!

    ストーリー性があって、読んでいて飽きません!僕も昔小説書いてたんですけど、質より量物語で終わりました…

    すごい文才オーラを感じます。(国語の点数…?)

  2. E_I_E_I E_I_E_I より:

    isopen2000さんへ返信
    僕も今日は火曜日だとお昼頃まで信じ込んでいました(笑) 海の日のせいかな?
    ありがとうございます! でも質だけでなく量も意識していきたいところではありますね。
    国語の点数は無かったことにしてくださいぃぃぃ~(涙)

  3. アバター いそぺん より:

    今のままでも量は結構ありますよ!
    僕の国語の点数は…
    EIEIさんに勝ちました(それ以外は全部負けてる)

  4. E_I_E_I E_I_E_I より:

    いそぺんさんへ返信
    量が十分と感じてくださるなら僕も安心します♪
    国語ぉぉぉぉ~ どうやったら高得点取れるんですか?

  5. アバター いそぺん より:

    国語は勉強しなかったら取れます(実際勉強しなかった)!

    というのはうそです。僕は勉強しませんでしたが。

    今回のテストは勉強した奴はボロボロでした。

    つまり勉強しなければとれる…?(勉強したほうがいいよ!)

    いそぺんとisopen2000は同一人物です。

  6. E_I_E_I E_I_E_I より:

    いそぺんさんへ返信
    なるほど! 僕は9時間勉強しましたが、勉強しないほうが取れると!
    よし、それじゃあ今日の国語の授業は寝ていよ… いやいや、授業はちゃんと聞こう~
    いそぺんさんとisopen2000さんは同人物ですね! 頭のメモリーに入れてきます♪

  7. すとーむ すとーむ より:

    ぼ、僕もだ…。国語だけは勝てたぞ…。(82点。自信持って言える点数ではないね☆)

  8. E_I_E_I E_I_E_I より:

    すとーむさんへ返信
    うぎゃ、10点も負けた… 国語だからもういいや!(良くないです)
    82点でもすごいですよ! 僕から見たらで悪いのですが…

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